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建築事例

 奥野公章
 
 
 
 
 
 
 

小淵沢の家

Data

担当  :奥野公章 小柳綾
構造  :我伊野構造設計室
工事  :株式会社 鈴木建設
用途  :戸建住宅
所在地 :山梨県北斗市小淵沢
規模  :木造2階建
敷地面積:946
建築面積:128
延床面積:149
撮影  :牛尾幹太
竣工年 :2016年

 
7つの屋根が織りなす終の住い
標高1000m、大自然の広がる小淵沢に立つリタイアを目前とした夫婦のための「終の住い」である。施主からの要望は1.年を重ねた夫婦2人の生活に沿った空間とすること2.老後の生活を楽しむためのいくつかの趣味のスペース3.敷地周辺に広がる豊かな自然を活かす、事であった。敷地に残る木々や、高低差を活かしながらの計画がテーマとなった。
3つの要望を両立させる為に、要望されたスペースを4棟に分類し、敷地に広がる既存樹をよけつつ、廻りの景色に対しながら敷地の高低差に沿って「クの字」に並べた。駐車場スペースを別棟とし、趣味のスペースとなる縦空間の「楽の棟」を中心に、右に接客などのパブリックなスペースとなる「様の棟」、左にプライベートなスペースとなる「実の棟」からなる母屋で構成した。この4つのボリュームに半屋外空間の庇を含めた7つの屋根を掛け夫婦の生活サイズにあった様々な空間をつくっている。