回遊の平家
Data
設計 :奥野公章建築設計室
施工 :軽井沢建築社
所在地 :長野県北佐久郡軽井沢町
規模 :木造平家建
延床面積 :100㎡程度
撮影 :中山 保寛
竣工年 :2025年
豊かな自然に恵まれた軽井沢の地に、周囲の景観としっくり馴染む黒塗りの板壁が印象的な一軒の平家が完成しました。
軒が紡ぎだす印影の美しさと、モルタルのクールな質感が調和する洗練された佇まいです。
室内は土間仕上げのフラットで開放的な空間。
この住まいの大きな特徴は、中央に配置された部屋を中心に、リビング、ダイニング、キッチン、そしてプライベートなエリアへと途切れることなくつながる「回遊性」のある間取りです。
どこにいても家族や愛犬の気配を穏やかに感じられ、日常生活の動線も非常にスムーズに仕上がっています。
そして、室内を彩るのは切り取られた四季折々の風景です。窓のフレーム越しに見える紅葉や庭の緑は、まるで一枚の絵画のよう。
天窓から光が降り注ぐガラス張りのダイニングコーナーでは、日差しを感じながら食事の時間を楽しむことが出来ます。
厳選されたミッドセンチュリーの名作家具やナチュラルな木目の質感が溶け込み、時が経つほど愛着が深まる。
都市の喧騒を離れ、自然の移ろいとともに心豊かに暮らすための、上質で温もりのある住まいです。